2012年4月12日木曜日

位相差の変更とロスヨークの改造その2

設計から、約1ヶ月で部品が出来ました。 
このエンジンは、逆側にも出力を取り出せるようにしてあります。



なぜか、905でこのタイプのエンジンは現在世界で1台だけです。
部品の個々の写真はありません。
ということは、今は作っていないという事です。
その貴重な一台、とりあえず完成品です。



動きましたが、満足できる結果にはなりませんでした。
しかし、位相差90°では低速でのトルクが出てきたようです。



結局、スライダーの設計が悪いためか、スムーズに動作させるためには、従来の方法よりは調整が難しく実用的ではありませんでした。
思った程の効果は得ることが出来ませんでした。
原因としてはいろいろありますが、スライダーの摺動抵抗が支持クランクを使用した方法に比べて大きく、位相差を変更した程度の出力向上ではあまり意味がありませんでした。

最近思うことは、このエンジンと係っていると現在の技術が自然に逆らって力任せに物事を進めているように感じます、人は自然と共生して、生かされています。驕りは禁物です。

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