2012年4月6日金曜日

メンテナンス

長時間運転していると、調子が悪くなりますが、CRC5-56を塗布することで一時的に調子がよくなります。
さすがに、CMとおりの効果です、しかしこれも完全ではなくしばらくすると同じような状態になります、普通はこれで用がたりますが実用的用途を考えると、これでは不十分で何らかの方法を検討しなければなりません。

ところでCRCの主成分は何だと思いますか?当然潤滑油的なモノが多量に入っていると思っていましたが、それはケロシンと鉱物油でした。頭痛薬?それはケロリンです。

どこかで聞いたことがあるようでしたが、Wikipediaで調べてみました。
なんと早い話が灯油でした、ジェット燃料とも書いてありました。自分の知識のなさを改めて感じます。
ちなみに高級品のスーパー5-56(フッ素樹脂配合)や、シリコーンスプレーを使用すると逆効果になります。本来潤滑性能のある成分が含有していた方が効果がありそうですが、スターリングエンジンの場合は違いました。

ということは、なぜすべりがよくなるかということで、調べてみると微量の潤滑成分も含有されているようですが、この場合基本的にはケロシンという溶剤がよごれを落として一時的に改善されることが分かります。


それはピストンを分解すると分かりますが、ピストンの周りに黒い付着物がついていて、アルコールでふき取るとすぐに取れます。
汚れの成分は、おそらくシリンダーのアルミニウム粉とピストンに施したテフロン鍍金の磨耗粉と思われます。




このように、ピストンとシリンダーの汚れをふき取ることで、このエンジンは蘇ります。


今後は別の表面処理を模索しながら、実用レベルに耐えるエンジンを開発するのが目標です。
または下記写真のようなピストンリングが、必要と思われます。



元祖Andy Rossのピストン

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